飲食店のインバウンド・プロモーションとは?
弊社では飲食業界での中華圏向けプロモーションに数年間携わっていますが、現状、インバウンド・プロモーションで成功されている飲食店さんの状況を見ますと、元々備えておられた特長がそのまま中華圏インバウンド客に受けている店舗さんが多いです。
- 立地(観光客が立ち寄りやすい地域)
- 業態(和モノ、カニ、寿司、焼き肉、和食割烹、すき焼きなど)
- 日本での知名度、話題性(元々、日本人客からも評価の高い繁盛店、ミシュラン等の格付けで有名など)
ただ、「たまたまインバウンド人気店となった」だけではなく、中華圏インバウンド・マーケティングを着実に積み重ねられている飲食店さんもいらっしゃいます。
どのような取り組みをされているかといえば、次のようなものです。
A. 受け皿作り
- 外国語対応力強化
- インバウンド向けメニュー、コースの設定
- 外国語メニューブックの設置
- 店舗ホームページ多言語対応
B. チャネル整備
- 在庫(座席、コース)のオンライン管理と外部連携
- 旅行会社、日本現地旅行ガイドとの集客提携
- 中華圏OTA(オンライン旅行会社)でのコース商品予約受付、販売
- 大衆点評などのO2Oサービスに店舗登録、公式アカウントの設置
C. プロモーション
- 自店の短時間動画制作、動画共有サイトやOTA販売ページでの拡散
- 日本旅行方面、美食方面に強いKOL(インフルエンサー)招待、彼らのSNSアカウントから発信・拡散
- 大衆点評などのO2Oサービスのプラットフォーム上でのプロモーション
実際の来店状況やコース予約状況を拝見しますと、やはり実際の集客につなげるためにはABCのいずれか一つというだけでは効果が上がらないことも多々あり、やはりトータルでABCに満遍なく取り組まれている店舗さんが集客を実現できているように思います。
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